レモンチェッロ
昨年、イタリア人の知人よりレモンチェッロのレシピをいただいたのだが、作るモチベーションが上がらず今日に至る。先日レシピのこと思い出し、今夏は作りたいと気持ちがわいてきたのだが、肝心なレシピが見当たらない。それをようやく見つけ出したので、取りかかることにした。
まずは有機・無添加食品を取り扱うOisixへレモンを買いに行ったのだが、ニュージーランドより輸入しているメイヤーレモンを大々的に紹介していたのでこれを使うことにした。
洗ってみよう。どう洗えばよいのか分からないが、レモンチェッロはレモンの皮が命なので丁寧に何ども洗ってみた。
乾燥させるために一休憩を。よし、皮をむくぞ。ポイントは苦みがある白い部分をできるだけ排除することなのだが、これが非常に困難な作業だ。一個目は慎重に作業に取り込んだが、二個目でさっそく大ざっぱになってきた。合計で10個もあるのに大丈夫か?マンマに叱られる!
むいているうちに分かったのでだが、レモンは人のようにそれぞれ個性を持っている。やさしいものもあれば、たくましいのものある。やっかりな奴もいれば、楽な奴もいる。なんとかむく作業を完了させたが、白い部分が気になる。
一枚ずつ確認し、可能な限り白い部分を切り落とそうとしたが、ほぼ無理だ。いじりすぎると皮から大事なエキスが漏れ始め、逆効果。最初から集中したいといけないものだ。
瓶へ投入。あとは楽だ。度数96のスピリタスを入れるだけだ。
これでまずは1か月寝かすこと。その後また作業があり、40日間また寝かす。完成まではまだまだ先は遠い。秋に少し味見して、あとは来年の夏の楽しみにしておこう。
さて、出来ぐわいはどうなるだろう。どんか結果であれ、最初の一杯は美味しいだろう。だって、猛暑日に汗だくになって作業しているのだ。ちなみに東京都心は今日で観測史上初の5日連続の猛暑日。良い思い出になる。二杯目以降の味はレモンチェッロ作りに対しても真心がはっきり分かる気もする。