山椒の辛さ

来日したばかりのフランス人と食事をする機会があったので、お昼に担担麺と麻婆豆腐のみ出している中華の店へ連れて行ってみた。この店を選んだ理由は、お昼の真っ最中で人気店は行列、本人が辛い物を食べたがっていたためだ。ここだと辛くておいしい中華を食べられるに間違いない、と思った。

本人は麻婆豆腐を頼んで、私は汁無し担担麺にした。辛さのレベルを控えめ、普通、辛めの三段階から選ぶのだが、二人とも自信を持って辛めにした。

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出てきた麻婆豆腐は沸騰している。「Hot, hot」と言いながら少しずつ食べ始めた。これは辛いのではなく熱いのだ、と本人は説明する。時間が経って、麻婆豆腐は冷めてきたがなぜか苦戦している。担担麺を食べながら、考えると気付いたのだ。舌がしびれてきた。山椒がキツイ!四川本場で食べるような辛さではないか?このような形で山椒の初体験させてしまった。申し訳ありません。仕事に戻ると、フランス人はトイレからしばらく出てこなかった。

苦しい体験させてしまったが、お陰様で一つ面白いことは分かった。大量に山椒を食べると、冷水が塩水の味がするのだ。前から知っていたっけ?今回のお昼は科学実験したことにしよう。